安倍自公政権は、直ちに憲法53条による臨時国会を開くべきです!

      安倍昭恵夫人・前川次官・萩生田官房副長官等の証人喚問・参考人質疑を!

 

 

  安倍首相が先週末の講演で、国家戦略特区を使った獣医学部の新設について、「地域に関係なく、2校でも3校でも、意欲のあるところにはどんどん認めていく」と語りました。

 

 親友が経営する加計学園を優遇したのではないか――。

 この深まるばかりの疑惑から国民の目をそらしたい。競合校にも参入を認めれば文句はないだろう。そんな安直な発想と、いらだちが透けて見えます。

 

 前川喜平・前文部科学事務次官は、4条件が満たされているという明確な根拠が、農林水産省からも厚生労働省からも示されないまま、内閣府主導で手続きが進んだとして、「行政がゆがめられた」と訴えました。

 だが首相や周辺は、「規制改革派」と「抵抗勢力」の対立が生んだ問題として片づけようとしています。それはすり替えでしかありません。新設学部には多額の公費が投じられ、成否は学生の将来にも影響を及ぼします。規制緩和は是としても、事前に需要を吟味するのは当然必要です。

 

 首相以下、政権のおもだった人々は、口では「丁寧な説明」と言いながら、文科省で見つかった一連の文書について説明責任を果たそうとしていません。国会を閉じることをひたすら急ぎ、閉会中審査にも、憲法53条に基づいて共産党はじめ野党4党が要求した臨時国会の召集にも、応じるそぶりを見せていません。

 

 また、国会閉会後、安倍首相の釈明会見後にすぐ、籠池氏自宅・及び関係場所に、大阪地検特捜部が強制捜査に入りました。この種の事件は、大阪府警捜査2課で十分な事件だそうです。わざわざ特捜部を入れたのは安倍首相直々の権力捜査であり、自己の責任を隠蔽しようとするねらいがみえみえです。

私たち市民はだまされません。だまされてはなりません。