自民党 稲田前防衛相の出席拒否は許されない!

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣陸上自衛隊が作成した「日報」の隠蔽問題を受けて辞任した稲田朋美前防衛相の閉会中審査への出席を自民党が拒否しています。国民への説明責任を無視するとんでもない態度です。

 特別防衛観察の報告を見ても、国民にとって最大の疑惑である稲田氏や安倍晋三首相による隠蔽了承の有無などは全く解明されておらず、稲田氏に直接問いただすしかありません。

 当初は、安倍首相も国会の要請に協力するのは「当然」だと言明していました。稲田氏の閉会中審査を拒否することなど許されるはずがありません。稲田氏と安倍首相の出席要求については、7月31日の衆院安全保障委員会理事懇談会でも結論が出ていません。稲田氏は防衛省と自衛隊の離任式に「風通しのいい組織」づくりを求めましたが、一番風通しの悪いのは稲田氏であり、安倍首相を先頭とする安倍内閣、官邸です。自民党は、国民の声である稲田氏・安倍首相の出席要請を直ちに応ずべきです。