8月9日は長崎への原爆投下72年

 8月9日は、先の8月6日の広島への原爆投下に続き、米国による原爆が長崎にも投下されました。午前11時2分プルトニウム型原爆「ファットマン」が投下されたのです。広島では、ウラン型原爆「リトルボーイ」でした。日本の敗戦が決まっていた時期です。もっと早く日本の軍部・天皇がポツダム宣言受諾の決断をしていたらこのような悲劇は起こらなかったともいえます。

 絶対悪の兵器によって命を奪われ、深く長く被害に苦しんできた被爆者。その切なる願いは世界中の反核平和運動を粘り強くはげまし、推進しました。その結果が、今年7月7日の国連での「核兵器禁止条約」の歴史的成立です。核兵器が、違法化されたのです。

 被爆者たちは、条約に背を向ける日本政府に対して「私たちの気持ちがわかるか」「なぜ条約に署名しないのか」と安倍首相に怒りを込めて迫りました。

 核兵器は禁止から廃絶へが世界の世論です。国民の命と暮らしを守ろうとしない首相はいりません。新しい首相をみんなでつくりましょう。