南知多町の第1回介護運営協議会を傍聴しました。

 

  お年寄りが安心して介護が受けられるための条件整備を!

 9月22日、南知多町の保健センター4階で午後1時40分に、第1回介護運営協議会を傍聴しました。南知多町の介護保険の計画と実行計画を話し合うための会合です。南知多町の介護のあり方・問題点・その仕組みを話し合うためでしたが、今日は、初会合の日で、何を話し合ったらいいのか皆さん分からないような様子でした。事務局から、南知多町の介護認定等の概要が報告され、本年度の介護保険会計の実態も明らかにされました。来年度からの3年間の介護計画を作るための意見交換が提起されましたが、あまり意見は出されなかったです。

 出された意見は、「在宅の医療・介護の仕組みが大事だ」「包括ケアの仕組みをどのように構築するのか」「南知多町の住民の人口を増やす取り組みを」等とする発言でした。

 問題なのは、18名の委員の中で、南知多町の議会議員が5人も委員として任命されていました。9月20日決算議会の反対討論でわたしが問題にした点です。議員は議員報酬と同時に、さらに本日の会合の6300円を委員報酬としてもらえることになっていて税金の2重取りです。美浜町・武豊町では、議員の委員は、任命されていません。条例を変え、町長の委員の任命のあり方を変える必要があると再度思いました。

    また、これからの介護納付金を話し合う会議ですので、議員が参加することは、議会に提出する前にすでに、介護納付金について町当局と談合していると取られても仕方ありません。議員の役割は、議会において当局の政策に対するチェック機能をしっかり果たすことができることが重要なのではないでしょうか。

 今日始まった、運営協議会は、30年度からはじまる3年間の介護計画が策定されます。私は、介護保健課に電話して、本年度の基金の残高が、2億円になっていることを指摘し、来年度からの介護保険料の引き下げと、保険料段階の細分化、そして、他市町で計画され実行されている、所得等による保険料の減免制度の創設も要望しました。

 今後も傍聴し、監視・批判・提言をしていきます。