南知多町「地域ケア会議」に参加しました。

            認知症部会に参加しました。

 10月18日、南知多町のJA会館2階で、南知多町の「地域ケア会議」に参加しました。会議は、5つの部会に分かれていて、13時15分から始まった部会は、4部会でした。「医療・介護連携部会」「認知症支援部会」

「生活支援部会」「啓発・介護予防部会」で各部会10名~20名の参加者で話し合いが行われました。

 私は、認知症部会に参加させていただき、南知多町の現状と課題について具体的に聞くことができて大変有意義な会でした。日本福祉大学の学生さん2人も参加されていました。

 会の話し合いでは、特に認知症サポーターをどのように養成していくのか。地域での見守りネットワークの構築をどのようにするべきか。認知症ケアパスの普及促進はどうか。認知症の介護の教室の開催等について、それぞれの事業所や係わってみえる方からの具体的な例に基づいて意見交換されました。豊浜小学校での認知症講座も開かれるそうです。一人暮らしの認知症患者のケアも必要です。

 南知多町では、今年は、今後3年間の第7期介護保険事業の計画の策定の時期になっています。このような具体的な話し合いの中身がしっかりと基本計画に生かされ反映されることを望むものです。

           認知症はだれもがなりうる病気

 認知症は特別な病気ではなく、だれもがなりうる病気です。軽度認知症障害の初期対応の必要な人を加えると、2025年には1千万人を超えるともいわれ、放置すれば5年以内に半数が認知症に移行されるとされています。現行の介護保険では、利用できるサービスに限度があり、認知症介護の現場では、「家族任せ」の状態が改善されていません。

 まず、認知症の早期発見と初期相談が重要です。

 認知症はますます増加の傾向にあり、65才以上の15%、軽度認知障害は13%と高い確率で認知症になると報じられています。認知症の根本治療薬がない現在、適切なケアを行うことが重要です。

 認知症地域支援推進員の増員や認知症サポーターの養成、地域の見守りネットワークの整備などで理解者を増やすことも大切です。

 認知症があっても住み慣れた町で暮らし続けるために、家族が気軽に相談できる電話相談の開設や相談窓口を充実させ適切なケアができるようにすることが必要に思いました。