中洲地区の津波避難路の整備が急がれます!

 今年の5月27日に、中洲地区で、山側へ逃げるための防災道路を「自分たちで作らざるを得なかった」との話をお聞きしました。ずっと行政に要求してきたがやってもらえないので、昨年、1000円ずつ出し合って、地域の自分たちでセメントを運び、自分たちで階段やガードレールや道路も作ったとのことです。その為、ようやく行政からも一部援助してもらえたのことでした。しかし、道も細く、途中の道もせまいので、もっと広くして、万一の津波の時に避難できるような整備をしてほしいと訴えていました。

 

 住民の要請に対する行政の丁寧な説明と中洲地区の防災対策の総合的な計画の見直しが求められています。

 11月12日に、この避難路の草取りをするので、一度その様子を見てほしいとの声をお聞きしました。この日はちょうど豊浜地区の一斉清掃日のようで、中学生のみなさんも袋をもってゴミ拾い、草取りをしていました。朝8時からの開始でした。

 実際、中洲地区のこの避難路に行ってみると、確かにたいへんな急坂で、お年寄りが登るのは大変だと感じました。もし津波が襲ってきた時のために中洲の地元みなさんが積極的に整備され、行政も後から手すりの整備をするようになってきているとのことでした。途中までになっていた手すりの整備が今年はもう少し上までする予定であることもお聞きしました。

 しかし、避難路はとても狭く、多くの人間が集まれる場所ではありません。途中は、草・木が多く、もっと広い場所がほしいとのことでした。全くそのとおりであるとの思いを共有することができました。

 中洲だけでなく、避難路の整備は、南知多全体の問題です。南知多町の多くの行政区からの注文が相次いでいるのに充分な行政として避難路対策がやられていないのは、大問題です。計画的な整備が求められています。