3月議会からの報告(南知多町職員の労働時間の適正管理と健康管理の徹底を)

3月議会の一般会計予算の反対討論で、南知多町職員の労働安全衛生に十分な予算がつけられれていないことに反対しました。 下記のような反対討論をしました。

 

4の問題は、南知多町職員の労働安全衛生の徹底と適正な労働時間の適正な管理の徹底がされていない予算という問題です。

先の条例改正で、職員福利厚生費の使い方で産業医の報酬額は、年間13万円、面接指導費27万円だそうです。この予算は昨年から比べれば大幅な前進です。この引き上げには先の条例で賛成したように大賛成です。

これにより、具体的な産業医による、労働安全衛生規則15条の、産業医の職場巡視(役場巡視)は毎月実施し、また、同規則18条の2でこれも毎月実施することになっている安全衛生委員会への出席を是非実現してほしいものです。

しかし、この予算額で労働安全衛生法に基づく、役場職員の健康管理と労働安全に関わる体制が確保できるのでしょうか。

産業医配置や、面接指導体制の構築は、適正な労働時間把握があってこそです。職場労働者の健康を守るために、時間外100時間以上の労働者は、法律で医師との面接指導を受けさせることになっています。そのための100時間を計るための客観的な記録方法であるタイムカードやICカード等は設置されておらず、町長が、日常的に適正な勤務時間管理をしていたという客観的な記録用紙も作成されるのでしょうか。これは安全衛生規則52条2の2を遵守する問題です。

目視・朝礼・出勤簿捺印・パソコン立ち上げ・時間外勤務命令簿の点検だけでは個々の職員の具体的な労働時間把握が適正にできると思われません。

 

南知多町の正規も非正規の職員も適正な労働時間管理と労働安全衛生体制がなされる具体的な取り組みのためには、ただちに、タイムカードか、ICカード導入の予算も必要です。町長には、労働安全衛生法と労働基準法がより守られる南知多役場をつくっていただくことを期待するものです。