武器よりもエアコンを!

 

イージスアショアが一つ1000億円以上です。報道によると二つでひょっとすると6000億円にはねが上がるとの報道もあります。武器よりもエアコンです。国が全面的に導入の方針を決めればすぐに子どもたちの命が救えます。

 

2018年7月24日

南知多町長       石黒 和彦 様

教育委員会教育長    大森 宏隆 様

                          

日本共産党南知多町議会議員

                                   内田 保

 

町内学校の普通教室への

空調機器(エアコン)設置を求める申入書

 

 深刻な猛暑がつづくなか、県内の学校の普通教室への空調機器(エアコン)設置は、児童・生徒の生命にかかわる重大かつ喫緊の課題となっています。

 文部科学省は4月、学校環境衛生基準の一部を改正し、教室の望ましい温度についてそれまでの10~30度から17~28度に変更しました。

 しかし、その後も、教室の室温は基準を大幅に越え、酷暑の教室で授業を受けざるを得ない事態になっています。

 今月17日には、豊田市の小学年生が熱中症死するという痛ましい事故が発生しました。

 新聞が報道した文部科学省の調べ(2017年4月1日)によると、公立小中学校の普通教室のエアコン設置率は、全国は49・6%で、愛知は35・7%にとどまっています(「中日」7月19日付)。愛知県は全国2位の財政力を持つにもかかわらず、エアコン設置率が全国水準にも及ばないという深刻な立ち遅れがあります。

 専門家は「エアコンは子どもを熱中症から守るための最低限の施設整備」(名古屋大学大学院・内田良准教授)と指摘しています。

 先の町教委からの聞き取りでは、南知多町のエアコン設置は、71教室1億1千800万円との試算も出されています。今、これを計画的に進める予算計画が喫緊の課題であると考えます。

 つきましては、今後の予算編成に向け、南知多町としての児童生徒の健康と生命を守るため、学校の普通教室へのエアコン設置など教育環境改善に具体的な努力を求めます。

 

                  記

 

  (1)すべての小中学校の普通教室へのエアコン設置に向けて予算計画を立てること。

 (2)愛知県に対して、市町村立の小中学校の普通教室のエアコン設置を援助する県独自の補助を出し、文部科学省の学校環境衛生基準が確保できるように要望すること。

 (3)国に対し、エアコン設置の「学校施設環境改善交付金」の増額を求めること。

 (4)児童生徒の野外活動や部活動など、炎天下での屋外行動については健康と生命優先の立場で指導、対処すること。

 

                     以 上