日本共産党の教育政策です。

      

       日本共産党の2019年 参議院選挙の教育政策を紹介します。

 

 比例は 日本共産党、選挙区は、すやま はつみをお願いします。

(2)子どもの権利を尊重して、教育と子どものための施策をすすめます

 子ども期は、成長・発達するための特別の時期です。その保障のため、国連の子どもの権利条約は、子どもの保護、社会保障や教育の給付、子どもの社会参加などの見地から多くの「子どもの権利」を定め、その保障を各国に求めています。しかし日本は、7人に1人という「子どもの貧困」や「ブラック校則」など、「子どもの権利」の後進国になっています。

 今年は日本が子どもの権利条約を批准して25年です。子どもの健やかに成長する権利が保障される社会をめざします。

過度な競争教育、「ブラック校則」など管理強化をただし、学校を「子どもの権利」が保障され、通うのが楽しい場に

 学校における過度の管理と競争は、個人の尊厳や多様性に反し、子どもの人権を脅かし、成長・発達への障害となり、不登校の要因にもなっています。

――学校・自治体間の不毛な競争をもたらし、教育荒廃の原因ともなっている全国学力テストを廃止します。

――下着の色や頭髪黒染め強要などの「ブラック校則」、学校の決まりを問答無用に強要する「ゼロトレランス(寛容ゼロ)」を、子どもの参加でなくします。

――不登校の子どもに、学校強制でない教育への権利や安心して休む権利などを保障し、そのための公的支援を拡充します。

――いじめや「指導死」、暴力から子どもの命を守ることを学校と教育行政の優先課題とし、訴えの無視や隠ぺいが繰り返されないような措置を、関係者の意見を踏まえすすめます。

――子どもに関わる施策に、子どもが自由に意見を述べ、おとなが誠実に受け止めることを重視します。

――「子どもの権利」を支えるべき教職員が多忙化で授業準備や子どもと向き合う時間がとれない状況を改善します。教職員をふやし、異常な長時間労働を是正します。国が押し付けてきた業務を減らし、専門職としての自律性を保障します。

子どもの生存と発達、最善の利益の立場で児童虐待をなくす施策をすすめます

――児童相談所がその役割を発揮できるように、専門職員の養成と相談員の増員、相談所の増設など抜本的に拡充します。

――被害を受けた子どもの心身の回復にあたる社会的養護の環境を改善・拡充します。

――民法の懲戒権を廃止し、体罰をなくします。

――親の更生や学びを支援するとともに、虐待の根本にある貧困と社会的孤立の解消に力を入れます。

障害のある子どもの教育の権利の保障を

――特別支援学校だけ学校設置基準がないという差別的扱いをやめ、深刻な教室不足と大規模化を早急に解消します。

――子どもの障害の重度・重複化や多様化に応じ、特別支援学校、小中学校の特別支援学級などの教員を増やします。

教育・家庭向け予算を抜本的に増やします

――OECD(経済協力開発機構)諸国で最低水準となっている教育や家族向けの予算を抜本的に増やし、少人数学級、保育園や学童保育の拡充、夜間中学増設、子どものための公的施設の拡充などをすすめます。

子どもの貧困をなくす取り組みをすすめます

――最低賃金の引き上げ、非正規雇用の正社員化、教育費負担軽減はじめ、格差と貧困をただし、"貧困の連鎖"を断ち切る経済政策をすすめます。

 

――生活保護や就学援助、児童扶養手当の拡充、ひとり親家庭への支援を強化します。