日本のクラスター対策は竹やり

 日本はクラスター対策を中心に考え、PCR検査をすべての患者に実施することをさけてきた。そのためアメリカ・ドイツ等多くの国から不信の対象とされている。直ちに改善すべきである。

 

 在日アメリカ大使館は「広範な検査をしないという日本政府の決定は、感染率を正確に評価することを難しくしている。」として日本政府への不信を明確に表している。

 4月20日時点の人口100万人あたりの検査数は、2万件を超えるドイツ、1.1万件のアメリカに対して、日本は約900件と桁違いに少ない。「日本のクラスター対策は竹やりで戦っていると同じ、人海戦術で追うのは、限界だ。PCR検査の拡充と感染者の隔離が必要だ」(WHO事務局長上級顧問渋谷健二氏)4月27日発売週刊東洋経済「コロナ医療崩壊」特集から。