5月臨時議会・6月定例議会、すべての議案に賛成しました。

  5月28日の南知多町臨時議会・6月の定例議会が6月23日に終わりました。コロナ対策を中心にした議会でした。町長側からの積極的な町民によりそうコロナ対策議案の提案で、日本共産党はすべての議案に賛成しました。

 この間、町長とは、2月24日、3月25日、5月8日、5月19日、5月25日に要請書を提出し、懇談をしてきました。「今年度中に生まれた赤ちゃん全員に10万円を」「水道基本料金の無料化」「給食費の無料化」などの実現は、南知多町独自の施策として大いに評価されるものです。

 また、国からの10万円の特別定額給付金を受け取った人は、6月25日現在で98.9%になるそうです。

町当局の努力のおかげです。さらなる第2波に向けても私たちの声を上げていきましょう。

 以下、町長に申し入れ、懇談した5月19日の要請書を

                                       

                                        2020年5月19日

南知多町

  町長 石黒 和彦様     

                             日本共産党

                               町会議員 内田 保

   南知多町独自のコロナ感染症対策についての具体的要請について

 新型コロナウイルス感染症が第2波、第3波が襲ってくることが専門家からも指摘されています。対応に全力をあげておられる町長をはじめ町職員の皆様方に敬意を表します。

 全国規模での感染者数は減ってきているというものの感染への不安とともに、感染拡大防止のための外出自粛、休業要請により、町民の暮らしと営業、子どもたちの学習・生活に大きな影響が広がり、政府には、今以上の財政的補償と制度の拡充・強化が強く求められています。

 日本共産党は、町民の命、くらし、営業、子どもたちの教育を守るために南知多町としてもあらゆる対策を迅速に実施することが必要だと考え、これまでも要望してまいりました。   今回、さらなる対策の強化として当面以下の項目について要望いたします。

<町民の命と健康を守る基本姿勢・支援について>

1 基本的な感染予防策の一つである手指消毒のためのアルコール消毒液が品薄になっている。全世帯に消毒液の配布を検討すること。

2 新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減った低所得世帯やひとり親世帯などに対して、町独自の生活支援金を支給を検討すること。

3 妊婦について独自にマスクの配布を検討すること。

4 新型コロナウイルス感染症対策基金を創設し、寄附金等も積み立て対策に有効活用すること。

<休業協力金について>

1 県の休業要請の協力金の他にも武豊町20万等の例に学び、今後南知多町としての独自の休業要請の場合の協力金の工夫を検討すること。

<水道料金の支払い支援について>

1 県の様々な自治体で独自に実施している水道料金・下水道料金の基本料等の免除等の施策を南知多町においても具体的に検討すること。

<子ども支援について>

1 18歳までの子どもに例えば5000円の図書カードの支給を検討すること。

2 ひとり親世帯・扶養手当受給世帯等に1万円等の給付を検討すること。

3 武豊町が実施している町遺児手当世帯に3万円の支給を南知多町も検討すること。

4 保育園の利用自粛に伴う、給食代・保育料の日割り還付の実施の検討をすること。

5 国の施策である、「特別定額給付金」10万円からもれる4月28日以後の令和2年度中の赤ちゃんに対して町独自施策で10万円を支給するよう検討すること。

6 放課後児童クラブ、学童保育の利用料の減免の検討をすること。

<営業支援について>

1 現在町が実施している中小業者に対しての信用保証料10万円(最大30万)の上限を1回あたり、15万~20万円等に引き上げること。

2 東浦等が実施している町独自の家賃補助の検討をすすめること。

3 武豊町・碧南市等が実施しようとしている(予定)プレミアム商品券の発行を町内のお店限定使用で発行する検討をすすめること。(武豊町1万→1万3千円、碧南市5千円→1万円)

4 雇用調整助成金の申請支援として、大府市のように申請を社会保険労務士に依頼する場合の経費最大10万円の補助を検討すること。

<給食費の無償化について>

1 県内各地で実施されている、保育園・小中学校の給食費の無償化を学校再開に合わせて具体的に検討すること。

2 常滑市の施策に見習い、就学支援対象者の要保護者・準要保護者に3月、4月、5月の給食費の返還を国の3月13日付け文書を参考に生活支援策として検討すること。

<熱中症とコロナ対策の真夏の学校の再開対策について>

1毎日の体温検査を簡略にすすめるために非接触型体温計をすべての学校に配置するよう検討すること。(すべての職員・児童生徒の検温の実施)

2各学校でマスクの十分な備蓄をすることを検討すること。

3すべての教室に消毒液の配置できているか調査し、改善すること。

48月授業は熱中症を防ぐためにエアコン整備が必要であり、特別教室や体育館への緊急のエアコン配置が必要である。その計画を進めるよう検討すること。

5授業の中では、密にならないように、適度な換気をすることをエアコンの利用と合わせて具体的に検討し徹底すること。

6エアコンのない特別教室の中で、図工・音楽・体育はどのように熱中症防止を考え、どのような授業をするのかガイドラインを示すことを検討すること。

7特に、真夏の時期の体育の授業は熱中症になりやすく、その対策を具体的に検討すること。

8三好市のように授業の時のフェイスガードを子どもたちすべてに整備することも検討すること。

9少人数学級の良さを活かした3密にならない教室配置等の工夫をすること。

10真夏の部活動の指導は、やめるべきであり、コロナ対策・熱中症防止に向けてガイドラインの徹底して、児童・生徒の安全に配慮したゆとりある指導をするよう検討すること。

11今後の小中学校の臨時休校の再長期化により、学力低下が心配されるため、オンライン学習への体制整備を選別せず、すべての学校で進めること。

12オンライン学習へのネットワーク環境を整える必要がある家庭には、学校のパソコン室の利用等

13 61日からの給食の開始に向けて、コロナ対策での具体的な衛生対策、食事対策を万全にし、職員の研修で実施方法について徹底すること。

141年生等、必要な場合には、教室への人の配置をしてスムースな感染防止につながる給食となるように配慮すること。

 

 

 

 

参考:新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドラインチェックリスト

チェックリスト

児童生徒等及び教職員の毎朝の検温,風邪症状の有無等の確認を行う準備ができていますか?
手洗いや咳エチケットの指導を行いましたか?
学校医,学校薬剤師等と連携した保健管理体制を整え,清掃などにより環境衛生を良好に保っていますか?
抵抗力を高めることが重要であることの指導を行いましたか?
3つの条件(換気の悪い密閉空間,人の密集,近距離での会話や発声)が同時に重なる場を避けるため,(1)換気の徹底(2)近距離での会話や発声等の際にマスクの使用等を行うことを教職員の間で確認しましたか?
一斉臨時休業に伴う学習の遅れに関する対応策について検討しましたか?
入学式や始業式の実施方法を工夫しましたか?
部活動の実施にあたり,実施内容や方法を工夫した上で,感染防止のための対応を行いましたか?
学校給食の実施にあたり,感染防止のための工夫を行いましたか?
放課後児童クラブや放課後等デイサービスのための教室等の活用について検討しましたか?

 

 

                                              以上