海っ子バス赤字分の約1億円のうち約8千万円は国からの特別交付税あり

 海っ子バス赤字分の約1億円のうち約8千万円は国からの特別交付税あり

 

9月9日、南知多町9月議会初日に令和3年度一般会計決算案・6特別会計決算案・6議案の提案がありました。内田議員は、質疑で決算・議案の内容について正しました。その中から主なものを報告します。  

 海っ子バス赤字分の約1億円のうち約8千万円は特別交付税で国から

交付されていることを町民に示せ!

質疑

国から特別交付税が、1億6266万円交付されている。南知多町からどのような特別交付税を県・国に要求したのか。額の大きいものから3項目示すこと。特に、海っ子バスの減収赤字分をきちんと請求しているか。

●海っ子バスの赤字分の約1億円の8割が国から特別交付税で南知多町に交付されている。今後海っ子バスの話合いでその事実を伝えて話し合いをしていきたい。

 

   パパ産後育休の拡大が10月1日から実施される。

                    役場の準備はどうか

  質疑 1男女で育児を進めるために、101日から産後パパ育休を拡大するものです。41日から始まった制度をさらに充実させるもので基本的に賛成する。以下この条例の実施のための具体的な運用について質問する。

     2 この制度が円滑に申し出がなされるよう、厚労省は、パンフレットで事業主の次の役割を明確にしている。環境整備・個別の周知・意向確認として

    育児休業・産後パパ育休に関する研修の実施はどうするのか。

    同相談窓口の設置どこが担うのか。

    町役場としての制度と育児休業取得促進に関する方針の徹底はどのようにして役場職員に伝えるのか。個別の周知と意向確認が義務づけられるが役場のどの部署で実施するつもりか。

   回答 ① 役場管理職を合わせたパパ産後育休制度の研修会を開く

    相談窓口は総務課人事係となる

     役場職員のへの周知と個別の意向確認も実施していく。

 

区加入世帯だけでなく、南知多町すべての世帯に南知多広報の配布を

質疑

文書広報費の予算は、約720万円であったが、決算は、約610万円であった。不用額が約110万円である。内海・山海地区の自治会加入率は約75%である。自治会加入率が下がっている中、「広報みなみちた」は、約1/4の世帯には配布されていない。南知多町全体でも各自治区に加入していない方が多くみえる。開かれた町政を推進し、1人ひとりの町民に基礎情報を周知徹底させる立場から、他市町で実施しているように、自治会には入っていないが、希望する世帯へは不用額110万円等を利用して「広報みなみちた」を郵送・シルバー等で、できるだけ全世帯へ届ける工夫を考えるべきではなかったか。

回答

●基本は、区加入者に配布している。コンビニ・駅・公民館等に置いてある。また、インターネットのホームページでみてほしい。シルバーや郵送配布は、検討したが、費用がかかるので、しないことになった。

 

   離島交通費補助券は16枚より増やすべきではなかったか? 

 質疑

 離島交通助成事業補助金では、大人の16枚の利用状況実績は、令和3年度も含めこの間ずっと93~94%の利用率が続いている。大人への補助枚数を増やして利便性を向上させるべきではなかったか。

回答

16枚を増やすことについては県に要請しているが認められない。14枚の半額は南知多町が出していて、2枚は全額南知多町が出している。今後も県に要請していきたい。

  役場職員の労働時間把握は正確か、休職者への配慮はしているか?

質疑

産業医の過労死助言の判断の基準とする、労働安全衛生法に基づく役場職員のタイムカード・ICカード等で客観的な労働時間把握は正確にされているのか。また、産業医が入った安全衛生委員会は毎月実施されたのか。

産業医による面接指導の対象者は何人だったのか。うつ病等による現在の休職者は何人で、離職者や職場復帰者は何人か

回答

    時間把握は、グループウエアーというソフトで把握している。

    安全衛生委員会は毎月やっている。

    面接指導は1836回やっている。

    産業医面接で8人休業、4人復帰、4人離職

初日質疑での特ダネ

 内田議員の質問で、町 1億の赤字バス、8千万円は国交付されている事実を公表

初日の質疑で注目されたことは、南知多町が海っ子バスの料金改定や路線変更の話合いをしている時に、赤字分1億円の内、国から8千万円が、地域公共交通の維持のために交付されていることを町民に知らせていなかったことがはっきりしたことです。

 全国の多くの市町村の公共交通は赤字です。そのためにこの交付金が利用され維持されているのです。 

 

内田議員は秋から始まる海っ子バスの話合いにこの交付金が出されていることを町が示して話合いをすることを要求し、それが実現しました。